最近のジェバンニPはひどすぎる

知っての通り、ジェバンニPとは古参フリーゲームサークル「アンディーメンテ」の中の人、
ジスカルド氏の別名義であり、
その活動はボーカロイド鏡音リンの発売直後まで遡ることができる、
ベテラン中のベテランである
その作風は高速作曲からピコピコ音源、破天荒な歌詞にキャッチーなメロディ、
まさにリン使いの風雲児であった

それが今!

もはや見る影もない!!!!!!

兆候はかなり前からあった
あれ、なんだか最近ジェバンニPの曲つまらないな
そんな風に感じていたのは僕だけだろうか
具体的にはアス・ドゥユッファーを境にジェバンニPの曲は緩やかに熱を失っていく
とはいえ変化は急激に訪れたのではない
以降もOTOやヒカリ・ヒカリ、goodEDなど名曲を世に送り出してきた
しかしハズレ曲、いわゆる印象に残らない聴き切りの曲数は確実に増えていた
決定的だったのは、2013年のリン誕生祭であろう
これは鏡音リン発売日を記念して、10時間で10曲作るという常軌を逸した企画であった
ここでジェバンニPはしょうもない曲を10曲投稿した
僕はこの時思った
別にこんな曲は聴きたくも何ともない
1時間で曲を作る?そんな曲芸の為にジェバンニPの投稿を待っているわけではない
確かにジェバンニPにとっては、1時間1曲は可能なのだろう
しかし、この企画では明らかに時間制限がクオリティの低下を招いていた
それならば
情熱のこもった曲を1曲でもいいから満足するまで作ってほしい
そう思ったのは僕だけだろうか

全てが僕の感性に過ぎないという可能性もある
単純に相性が悪くなっただけ
耳が慣れた
作風の変化
手抜き
そんなことが理由ならまだ良かっただろう
だが、僕はいい加減腹が立ってきたのだ
初期のあの起伏に富んだ生命力溢れる曲たちは何だったのか
中期の独創性と遊び心に満ちた曲たちは何だったのか
今の曲はなんだ
何の心もこもっていない
ただ作る為だけに作っている、そんな印象しかない
楽しませようとか驚かせようとか伝えたいとかそんな衝動は欠片もなく、
何も考えてない適当な歌詞の中に、
時折思い出したように昔の自分っぽいフレーズを切り貼りしてくる
安っぽい恋愛風の台詞を入れてくる
聞き飽きたお決まりの自虐を入れてくる
全てお見通しだ
ジェバンニPは再生数の低下を嘆いているが、それも当然だろう
ジェパン二P自身が曲に何も込めていないのだ
何も新しいことをしていない
ずいぶん前から感じていたが、僕は今日ここに宣言する
僕はもうジェバンニPに失望している

そして僅かだが、僕のこれらの推測が外れており、
ジェバンニPがまだ真の力を隠し持っているのなら、
再びその才能に触れられる日を期待している
もっとも、そんな日はもはや来ることはないだろうが

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