進め。進んでくれ。頼む。
進んでくれ。頼む。進め。
進んでくれ。同じでもいいから。
実りなくていいから。止まらないでくれ。
無に
いや、いや。いや。
違う。くそ、
これを解かない限り、
鍵はあなただ。信仰者よ・・・
過去の僕を支えた柱は三つあった。
闘争心。偉人。至高欲。
闘争を封じ、偉人を失望し、至高に挫折した。
自分で解禁できるのは闘争心だけだ。
これだけでは以前のようにはいかない。
いかないんだ。
何となくで何とかなるほど人間の精神はファジーにできちゃいない。
これだけでは以前のようにはいかない。
それにただ辛いだけで昔をうらやんでもいけない。
ここは確かに未来だ。辛いかもしれないが進んでいる。
うまいことやる力が欲しい。
力がないのは辛い。
でもそれはわかっていたことだ。
辛いことが正しい。辛いことは取るに足らない想定内の運命だ。
だから辛さを避ける進むための道なんかはない。
そうだ。祈れ。
辛さを受け入れろ。
祈れ。これこそ至高。
ああ辛い。辛いよう。
気の済むまで祈れ。
もっと祈れ。
もっともっと祈れ。
ずっと祈れ。
ずっとずっと祈れ。
ずうっと――
本当にやれることはやったのか?
これが最善なのか?
様ざまな迷いが生まれる。
力への執着。何が本当の力か。
捨てるってのは何なのか。
生きるのに必要な力と、余分な力って何?
欲って?なぜ好きにしてはいけないの?
なぜ?不思議・・・
"誰が祈らせてるのか"?
誰が僕に祈らせてるのか?
そう、お前だ。
なぜ僕に祈らせる?
力の過不足をなんで正させるの?
なんで?
なんで?なんで?なんで?
なんで?
答えてよ。
だって無駄じゃないか。
くだらない。そんなつまらないことで
違う。
違うよ。そんな問題を解いて、答えを得たかのような復活はできない。
ここはどこだ。
ここが本当の流砂なのかもしれない。
照らすものは何もない。
ここはどこか。ここは流砂。
上も下も右も左もない。
あるのは自分だけ。
周りから押しつぶされて苦しい自分だけ。
自分で進んで身を投じた。
身を保って帰還するでもなく、力を取り出すわけでもなく、
望んで全身を深くまで沈めた。ここに来たかった。ここに惹かれてやって来た。
僕を祈らせたのは僕。
他ならぬ僕が僕を祈りへと導いた。
深淵から戻ってみれば、世界全てが深淵になっていた。
戻れていないのか、本当に世界が深淵になったのかはわからない。
ただ僕が祈るのはそこが深淵だからなんだろう。
流砂ゆえに祈るしかない。
世界は流砂になった。
力はただ意味もなく砂をかく行為になっただけだ。
だからここは流砂だ。出たくもない。
なぜならここが最も世界の真実に近いところだと、
僕が感じているからだ。僕が求めている。僕がそう信じている。
僕をひっくるめて世界は世界だ。
世界は世界として、僕は僕を成したいと言いたいところだが、
僕を成すことは世界を成すことと同じだ。
すなわち僕自身も流砂と同じに他ならない。
つまり、何もかもが流砂だ。
この無為はそれゆえに無為になった。
無為でないものはない。全ては流砂。
そこから始めなければならない。
進んでくれ。頼む。進め。
進んでくれ。同じでもいいから。
実りなくていいから。止まらないでくれ。
無に
いや、いや。いや。
違う。くそ、
これを解かない限り、
鍵はあなただ。信仰者よ・・・
過去の僕を支えた柱は三つあった。
闘争心。偉人。至高欲。
闘争を封じ、偉人を失望し、至高に挫折した。
自分で解禁できるのは闘争心だけだ。
これだけでは以前のようにはいかない。
いかないんだ。
何となくで何とかなるほど人間の精神はファジーにできちゃいない。
これだけでは以前のようにはいかない。
それにただ辛いだけで昔をうらやんでもいけない。
ここは確かに未来だ。辛いかもしれないが進んでいる。
うまいことやる力が欲しい。
力がないのは辛い。
でもそれはわかっていたことだ。
辛いことが正しい。辛いことは取るに足らない想定内の運命だ。
だから辛さを避ける進むための道なんかはない。
そうだ。祈れ。
辛さを受け入れろ。
祈れ。これこそ至高。
ああ辛い。辛いよう。
気の済むまで祈れ。
もっと祈れ。
もっともっと祈れ。
ずっと祈れ。
ずっとずっと祈れ。
ずうっと――
本当にやれることはやったのか?
これが最善なのか?
様ざまな迷いが生まれる。
力への執着。何が本当の力か。
捨てるってのは何なのか。
生きるのに必要な力と、余分な力って何?
欲って?なぜ好きにしてはいけないの?
なぜ?不思議・・・
"誰が祈らせてるのか"?
誰が僕に祈らせてるのか?
そう、お前だ。
なぜ僕に祈らせる?
力の過不足をなんで正させるの?
なんで?
なんで?なんで?なんで?
なんで?
答えてよ。
だって無駄じゃないか。
くだらない。そんなつまらないことで
違う。
違うよ。そんな問題を解いて、答えを得たかのような復活はできない。
ここはどこだ。
ここが本当の流砂なのかもしれない。
照らすものは何もない。
ここはどこか。ここは流砂。
上も下も右も左もない。
あるのは自分だけ。
周りから押しつぶされて苦しい自分だけ。
自分で進んで身を投じた。
身を保って帰還するでもなく、力を取り出すわけでもなく、
望んで全身を深くまで沈めた。ここに来たかった。ここに惹かれてやって来た。
僕を祈らせたのは僕。
他ならぬ僕が僕を祈りへと導いた。
深淵から戻ってみれば、世界全てが深淵になっていた。
戻れていないのか、本当に世界が深淵になったのかはわからない。
ただ僕が祈るのはそこが深淵だからなんだろう。
流砂ゆえに祈るしかない。
世界は流砂になった。
力はただ意味もなく砂をかく行為になっただけだ。
だからここは流砂だ。出たくもない。
なぜならここが最も世界の真実に近いところだと、
僕が感じているからだ。僕が求めている。僕がそう信じている。
僕をひっくるめて世界は世界だ。
世界は世界として、僕は僕を成したいと言いたいところだが、
僕を成すことは世界を成すことと同じだ。
すなわち僕自身も流砂と同じに他ならない。
つまり、何もかもが流砂だ。
この無為はそれゆえに無為になった。
無為でないものはない。全ては流砂。
そこから始めなければならない。
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