最澄暗記

2008年5月31日
無機組織、有機組織、さらに機能的に分類するなら、
それは生産能力を完結して擁するか否かになる。
つまり供給というものに期待できなかった原始生命は、
生産、加工、重量効率に優れる有機組織を選択する他なかった。
有機と無機のハイブリッド人間を作る場合、いくつかのタイプを想定できる。
有機と無機が密接に相互作用し合い、
最も瞬発的性能に優れるユニット共有型。
場合によって選択可能な可変型。
両器官を完全に独立させ、生存能力に特化したデュープリケートボディ。
長期的にみれば無機生物の脆弱さは確実で、
種としての確立には非常識なほどの困難が予想できる。
金属は重い。さらには原子核が重いということであり、
宇宙に占める元素の割合が非金属よりも希少であることを示している。
しかし人造の有機生物など作ったところでなんになろう。

とにかく頑丈なのがいい。
しかし待てよ。来たる電脳化時代において頑丈さとは、
そのまま現代の頑丈さとして通用するであろうか。
記憶媒体の開発、拡張、容量、いやそもそも頑丈さとは?
生物を構成する分子は一年でほとんど入れ替わるという。
頑丈さとは情報保持能力のことではないのか。
情報をそのまま保持するのは利口ではない。
頑丈さを増すには情報の圧縮と解凍が不可欠になる。
人類を可能な限り頑丈にする。
それは無量の冷凍受精卵と人工子宮を製造し強固なカプセルで包み、
地球地下、宇宙、銀河系外、などへ散布することであろう。
しかし環境が過酷過ぎる場合、情報の復元は失敗に終わるだろう。
それは頑丈ではないということだ。
だが情報をいくら保持したとして、それが何になる。
所詮時間など体感的なもので、過去などすぐ横に全て鎮座している。
そう、頑丈は無限に頑丈でなくては意味がない。
時間的連続線こそ目指すべき理想情報保持形態ではないだろうか。
あるいは頑丈という

運動、論理、感性を脳性のトライアングルという。
それぞれは抑制関係にあり、一つの活性化は二つの抑制を促す。
なぜ?

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