だるまになるまで

ちょっとなんてもんじゃねえ。
詐欺だ。詐欺にきまってる！
僕がエロ画像のマスク消しに躍起になっている間も、
遥か彼方を休みなく駆け抜けていたというのか！
負けた・・・

ああ言い訳したくない言い訳したくない。
したくないのにしてしまう、ああそんな事はどうでもよくて
幼女が毎日水汲みせねばならぬことが問題なのだ。
だがそれは幼女だからか？その程度のものか？
それは老婆でもか。イエス。
冴えないおっさんでもか。イエス。
虫畜生でもか？イエス。
それがお前は間違ってるんだ。ばーさんなんて放っとけばいい。
違うお前は間違ってる全て間違ってる。
垣根をとっぱらうのが間違ってる。考えすぎるのが間違ってる。
考えなさ過ぎるのが間違ってる。違う駄目だ。違う。
全然違う。全然あってない。的外れ。見当外れ。そっぽ。
違う。問題はそこじゃない。これでもない。これは違う。
しかしあれも違うだろう。いやあれが違うかは確かめていない。
しかし違うに違いない。そう絶対違う。
とすればあれか？いやあれは気持ち悪い。綺麗過ぎて気持ち悪い。
しかし薄汚れたものに威厳はない。それが至宝であってもだ。
だから他に何か必要なはずだ。必要か？必要に違いない。
しかしそれはこのままでは手に入らない。
でも欲しい。手に入るべくもなく努力しないままで
手に入るべく労するそれは言いわけ。ひたすらに言いわけ。
やれないか？そりゃあやれないんだろう。
いry正ryいややはりそれは別問題だろう。
やはり心持ちの問題なのだ。
出来るか出来ないかを証明する為にいちいちやっていたら寿命が足りんのだ！　
出来るか出来ないかを証明する為にいちいちやっていたら寿命が足りんのだ！　
出来るか出来ないかを証明する為にいちいちやっていたら寿命が足りんのだ！　
格好悪い。
いやそれでいい。それでいい。
斜めに構えた変人などカスだ。
程度の問題だ。ああ僕は
思い通りにいかない。
思い通りにいかない。
もっと思い通りにならない人もはるかにいるのに。
いやそんなの無視していいんじゃないか。
もれなく把握したいという動機自体が傲慢のそのものじゃないか。
いやこれだけは譲れない。
全てを把握する。把握できていない。だから気に食わない。
本当に世界は僕にとって広大無辺か？
本当にすばらしいと思えるか？
思えるならなぜ今、その場に駆け行ってないのか。
それが全てじゃないのか。
僕は騙されているんじゃないのか。
証明不可能な非可能性を馬鹿どもが利用しているだけでは？
地球の裏側には桃源郷があるだと？馬鹿馬鹿しい。
世界には幾重もの縦の深層が煌いているだと？それはただの砂利だ。
畜生なんてこった。力があった所に戻っていく。
私は敗残者でしょうか。そんな人間など吐き捨てるほどいる。
無気力な敗北して、そうなった人間など、どこにでも、いつにでもいる。
それこそ打ち勝ち情熱に満ち溢れた人間の数ほどいる。
それよりもっと。もっともっと勝ちがたく、全てをなぎ払うような、
勝ち得た情熱がもはや情熱とさえ呼べない異質なものに映るくらいの
高高度極極レベルの完璧無敵で無職とも社会人とも呼べない、
そんなものはない、そんなものはないからどっちかで―
武人にして文人かつ無教養さらには社交的孤独主義者の。
の。

の。

出来ることをすることに何の意味がある？
何の意味がある？
教えてくれ、何の意味がある？
持ちたる能力を行使することも、
努力できることも、怖気づかないことも、
出来たからって何になる？
決定論だとか運命だの小癪なものはあえてきかない。
何になるというんだ。何をやっても、
僕は僕が出来る事をしただけに過ぎない。
出来ることをしたことに何の意味があった？
だが出来ないことは出来ない。
僕は意地でも見誤ったりしない。
出来ないと判断したものは絶対に出来ない。
それを証明する為だけに僕は向きになる。
だがそれは無為だ。

駄目だ。
もう駄目だ。
終わってる。

年をとるのが恐ろしい。
年をとるのが恐ろしい。
最悪だ。

最悪だ。あきらめたくない。

見えない。見えていたものが見えない。
妄執で見えるのは悪魔だ。願望だ。弱さだ。

無駄だった。
返上する。
もう構わないでくれ。
無駄だった。
弱かった。
ここが終わりだ。
限界というのがここだ。
もう終わりだ。
終端だ。
僕はここまでだ。